We made it!
ーわたしたちが生産していますー

前川真生子/まいまい
自然栽培農園 moriamu農家
お野菜の自然栽培と同時に、「自分も自然栽培する」という生き方を楽しんでいます。
田畑は自分の鏡であると思っていて、土や雑草、作物と向き合う時間は自分のこころやからだに耳を傾ける時間になっています。
ひとや自然の健康に寄り添いながら、自分自身とも丁寧に向き合う日々を実践中。
将来の夢は地球少女アルジュナ。

桑田明子
Selvaggio料理人
小さいころから食べることが大好きで、気が付いたら料理の世界に。
自らも自然栽培をする料理人でありながら、日々地元の生産者さんや食材と向き合い修行中。
生産者さんの想いをのせたプレートの提供や食材のおいしさを引き出す調理方法を伝える。

細羽 伸枝
糀発酵食プロデューサー
広島県での都市生活から人口270人の限界集落へ一家で移住。
糀を使った発酵食の魅力を伝える。
おもてなしの心でゲストを迎える「スナックのぶえ」のママ。 和ハーブフィールドマスター。3女の母。
足摺宇和海国立公園について

足摺宇和海国立公園は、1972(昭和47)年11月に、陸域の美しい景観や色彩豊かな美しいサンゴ類が生息する海中景観などが認められ、国定公園から昇格する形で誕生しました。
本公園の大きな特長は、四国南西部の島嶼を含む海岸部と、内陸部の標高1,000m級の山々からなる変化に富んだ景観です。足摺地域は、海岸段丘が発達した断崖絶壁が続き、黒潮の恩恵を受けた亜熱帯性の海洋生物やサンゴの群集が見られます。

一方、宇和海地域は沈降海岸の繊細な入江と島嶼景観が魅力となっており、美しい海中景観を楽しむことができます。また、内陸部では、コウヤマキやスギ、ヒノキなどの巨木をはじめとした自然林が残されており、暖温帯から冷温帯まで植生の垂直分布を見ることができ、日本でも珍しい生態系を有しています。
地形的な特徴について(隆起してできた滑床渓谷)
足摺宇和海国立公園の地形は、プレートの動きによる隆起と海洋の海進海退により、特徴的な地形がかたちづくられ、足摺側と宇和海側では、同じ国立公園とは思えないほど独自の地形が形成されています。
足摺側は隆起海岸で断崖絶壁が続く海成段丘や岬地形がみられ、宇和海側は典型的なリアス式沈隆海岸で長く突き出た半島や点在する島々、入り組んだ海岸線などで形成されています。また、ここ滑床渓谷を有する鬼ヶ城山系は1000m級の山々が隆起して形成されており、足摺宇和海国立公園の中でも飛地的に公園指定されている場所になります。
稀有な地形が生み出した奇跡の軟水

鬼ヶ城山系の山々は硬い花崗岩が隆起して形成されており、降り注ぐ雨は深い地層に浸透することなく噴出され、渓谷に流れ込みます。生態系豊かな渓谷なのでミネラル分をたっぷり含んだ水かなと思いますが、実はそうではありません。
その理由はいくつか考えられますが、私たちは次のように考えています。
(1)花崗岩質はゆっくり冷えて固まった溶岩なので水が染み込みにくく地中のミネラルが入りにくい。
(2)山が急峻なので降雨は土中に長く留まらず流れてしまうためミネラルの少ない水が流れてくる。
岩質的にミネラルが溶けにくいこと、さらに深く浸透しないことから、滑床渓谷を流れる水はミネラルを含まない高い純度の超軟水となっています。稀有な地形が育んだ日本屈指のこの軟水を、私たちは「奇跡の軟水」と呼んでいます。赤ちゃんの肌にも優しい水、是非川で遊んで感じていただきたいです。